血流を促進して動脈硬化の進行を抑える

NOの働きは、血管を広げて血流を促進し、血管のしなやかさを保つことで動脈硬化の進行を抑えることです。

さらに、血管内の炎症を抑えたり、血栓(血の塊)ができにくくしたりする作用もあり、その結果、プラーク(コレステロールなどが血管の内側にたまってできる塊)の悪化や破裂を防ぐことにもつながります。

また、湯船に浸かって体が温まると、血管が一時的に広がり、お風呂から上がって体が冷めてくると血管は自然に収縮します。

この「拡張」と「収縮」のくり返しは、血管にとってストレッチのような刺激となり、しなやかさを保つのに役立ちます。

これほど手軽で、医学的にも信頼性のある健康法は、そう多くはないでしょう。