《「利用者さんのいないベッドの上」を確認》
利用者さんがベッドを離れた後の布団の整え方にも、職員の姿勢が表れます。
起床後の布団がぐちゃぐちゃのままになっている場合、その施設は職員に余裕がない可能性があります。一方で、布団が整然と畳まれている場合、その施設の職員が利用者さんにていねいに接していることがわかります。
「布団の乱れは心の乱れ」とも言われるように、ベッドの整え方ひとつで、その施設のケアの質が見えてきます。利用者さんの生活環境を細部までていねいに整える姿勢がある施設は、利用者さん一人ひとりを大切にしていると言えるでしょう。
良い老人ホームを見極める際には、豪華な設備や見た目の華やかさだけに惑わされないことが大切です。施設の細かな配慮や職員の心づかいが、利用者さんの生活の質を大きく左右します。
これらのポイントを意識して見学することで、本当に安心して預けられる施設を見つけることができるはずです。