とにかく聞きたがる「記者タイプ」

好奇心旺盛なのはいいことですが、興味のあることや気になることがあれば、とにかく根掘り葉掘り聞いてしまうのが、記者タイプです。

「1週間前にお母さんが入院して……」「どこの病院なの?どんな病気なの?いつまで?入院費用は?」

相手がどこまで話をしたいのかわからないのに、記者タイプはとにかく自分が聞きたいことはすべて聞こうとします。

1つ2つの質問ならともかく、あれもこれも聞かれると、相手は「自分が知りたいから聞いているだけなのね」と興ざめして、話したくなくなります。

しつこく聞かれると、まるで事情聴取を受けているような気分になってしまうこともあります。

それどころか、食い気味に質問されると、「この人はきっとどこかで誰かにしゃべるのでは……」と思われ、話すことさえ拒絶されることにもなります。

※本稿は『聴く技術 あなたの会話が今日から変わる』(アスコム)の一部を再編集したものです。

 

【関連記事】
「いや」「でも」の応酬になる前に、一度相手の話を黙って聴いてみる。すると…心理カウンセラーが教える<状況を好転させる人との向き合い方>
なぜ一流のお笑いタレントがMCを担当する番組が多いのか?心理カウンセラー「たくさん話しているようで、実は発言の量は多くない。むしろ大事なのは…」
対面なら「伝わっていないかも」と汲み取れるもテキストのメッセージでは…元ルイ・ヴィトントップ販売員「人とのコミュニケーションは相手がどう受け取るかが<全て>」

聴く技術 あなたの会話が今日から変わる』(著:山根洋士/アスコム)

会話が苦手でも、「聴く技術」を養えばコミュニケーションはうまくいく!

8000人以上の話を聴いてきた、人気カウンセラーが教えるプロの聴き方