調子が悪い=脳に栄養が行き届いていない?
その結果、平均して八時間くらいで書けるようになった。これでも日常的に文章を書いている人の中では遅いほうだとは思うが、どうしても筆が進まず苦しむようなことは滅多になくなった。
同時に読書や映画鑑賞などの集中力も上がり、感情が動かされやすくなった。その結果インプットの質が上がったことも、執筆というアウトプットの質の向上に繋がった実感がある。
名だたる文豪たちをはじめ、物書きが「書けない」時、古来から「スランプ」「筆が乗らない」といった表現がされてきたわけだが、明らかにネタが枯渇しているとか、何か具体的に落ち込むような出来事があったわけでもない限り、なぜか書けない、なぜか調子が悪いというのは、単純に脳に栄養が行き届いていないことが原因なのではないか。そんなことも思ったりした。
それまで朝食こそ雑だったとはいえ、昼と夜はある程度自炊もしていたし、ジャンキーなものも好まないので不摂生というほどではなかったのだが、慢性的に栄養不足だったのかもしれない。
