いくつになっても自分を大切にする
世間一般に見てみると、明治生まれの老齢の女性が、レストランでおいしそうにタンシチューを食している風景は、珍しいことだったようで、知人からは、「あのボリュームを残さず召し上がるなんて、とても90歳には思えないわ」などと、びっくりされてしまうこともありました。
歳をとると「あっさりとした和食の味付けを好むようになる」とか、「肉よりも魚が好きになる」と言われていますが、このような嗜好にはその人の幼少期の食生活、その後の生い立ちなどが関わり合っていて、一概に決めつけられるものではないように思います。
年寄りとはこうあるべきなどと、自分で枠を作ってしまうのは本当につまらないこと。おいしいものをおいしいと感じられる今日の自分に感謝して、毎日を謳歌する。姑とのお付き合いの中から学んだことのひとつです。
吉沢久子さんの連載「101歳。ひとり暮らしの心得」一覧はこちら↓ 







