「売れればいい」は違う
とにかく売れればいいとか、マーケティング主導型で売ろうとするのは、違うのではないかと思ったのです。
「朝は希望と共に起き、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る。誰の言葉か知らんけど、ええ言葉じゃねぇ」と社会人一年生の時の同期で、その後、田舎に帰って農家をやっている友人からメールをもらいました。これができたら本当に幸せですね。
しかし、それを読みながらつらつらと考えました。私の場合は、「朝は寝ながら考えついた浅い思慮の解決案(?)と共に起き、昼は勝手に描いた理想や目的が高すぎて当然のごとく上手くいかず、夜は愚痴と悔し涙と共に眠る」です。
寅さんじゃありませんが、「奮闘~ 努力の甲斐もなく~、今日も~涙の、今日も涙の日は暮れる、日は~暮れる~♪」ですね(汗)。
まあ、うまくいきませんねぇ。何事も。これを、74年間毎日毎晩繰り返してきたのです。飽きもせずに。
最近、「115歳で過労死を目指す」と広言しています。
これから40年も悔い多き人生を送るつもりですから、周囲の人たちはいい迷惑かもしれませんが、よろしく我慢とお付き合いをお願いします。
七転び八起きではなく
ただいま、八転び中です。
※本稿は、『獺祭 経営は八転び八起き』(西日本出版社)の一部を再編集したものです。
『獺祭 経営は八転び八起き』(著:桜井博志/西日本出版社)
マーケティングの常識では「馬鹿だねぇ」と言われそうな遠回りも多かった。しかし彼は振り返って、こう言い切ります――「やりたかったから」。40年前、桜井博志が山口県の山奥の小さな酒蔵の跡を継いだ時、目の前にあったのは、ジリ貧の売上とやる気を失った社員。負け組の酒蔵という絶望的な状態の中、販路を東京に見出し、純米大吟醸「獺祭」を生み出した。悩める経営者、ビジネスマンにこそ読んでほしい一冊。





