「年の功」を武器に働く(写真提供:Photo AC)

現代の60代は《人生でいちばん自由な選択ができる黄金期》だと作家の有川真由美さんはいいます。しかし一方で、60代はなにかと家族や親せきから、あてにされる時期でもあり、まわりに振り回されて、「あっという間に70代」ということにもなりかねません。60代でさらに花開く人と、そうでない人の違いはどこにあるのでしょうか?有川さんの著書『60歳から、うまくやっている人がしていること』より、軽やかに生きる人たちの素敵な習慣を紹介します。

60歳からは複数の収入源をもつ

経済的満足と、精神的満足を手に入れるために

 

60代で働いている人はどんな仕事をしているのだろうと、私の友人や知人を見渡してみると、ひとつの仕事に専念している人よりも、複数の仕事をもつ《マルチワーカー》のほうが多いのです。

たとえば、こんな感じ。

・イタリアンシェフ+料理教室の先生+農家民宿の経営者+大工
・ラジオ番組のディレクター+アナウンサー+保育園の理事+音楽イベントの主催者
・自宅カフェの経営者+大学の講師+会員制セミナーの主宰者
・陶芸家+陶芸教室の先生+保護司
・編集プロダクション会社の社長+作家+編集者

40代50代では会社勤めやひとつの仕事だけやっていた人も、定年退職や状況の変化によって「こんなこともできそう」と挑戦したり、まわりから「こんな仕事やってみない?」と声をかけられたりして、自然に複数の仕事をもつ《マルチワーカー》になっていったのです。

多くはメインとなる本業があって、そこから派生したサブ的な仕事をする《副業タイプ》ですが、なかには「どれがメインかわからない」と、複数の仕事を並行してやっている《複業タイプ》もいます。