朗らかに生きるコツ
――ダイナマイトな生き方、思想、哲学、朗らかに生きるコツをご指南ください
中園 ダイナマイト?
残間 ダイナミックとか強力なということでしょうか。
大石 ダイナミックも何も私はもう年なので。
残間 そうは見えません。背筋もシャキッと伸びてますし。
中園 お洋服を見ても、いつも隙がないというか完璧ですよね。
大石 人前ではなんとか。でも1人になったらヨレヨレですよ。
残間 今も猫と一緒に暮らしているのですか?
大石 はい。もう15歳ですから、人間だったら80歳くらいの猫と同居中です。その子がいなくなるとホントに一人ぼっち。長生きしてねと言いながら、支え合うようにして暮らしてます。
残間 中園さんはどうですか?
中園 私もヨレヨレです。実は一昨日も酔っぱらってタクシーに乗ろうとしたところ、ドアに思いっきり額をぶつけて痣を作ってしまいまして。そろそろお酒も控えなくちゃと思っているところです。ダイナマイトな生き方に見えるなら、嬉しいというか、ありがたいのですが、現実的には昨日食べた焼き鳥はおいしかったなぁとか、日々の中のささやかなことに喜びを感じながら生きてます。それでいうと気張らないことが朗らかである秘訣でしょうか。
残間 そろそろ終わりの時間が近づいて参りました。最後にお二人の今後の執筆について、まだ詳しくは言えないとのことですが、先々まで仕事が決まっているのですよね。仕事があれば寂しくないのでは?
大石 体力的な問題はありますが、仕事をしていれば人とつながっていられるし、夢中になって取り組むことがあるほうが精神的には楽ですね。
中園 私は仕事がないほうが楽しいです(笑)。でも大石さんみたいな方が近くにいてくださると刺激を受けて。だから私は大石さんのおかげで書いているのだと思います。
残間 ということだそうでございます。いろいろなことを伺えて楽しかったです。会場の皆様も堪能していただけたのではないかと思います。今日は本当にありがとうございました。
大石静
脚本家
東京都生まれ。1986年にテレビドラマの脚本家としてデビューして以来、オリジナル作品を中心に多数のテレビドラマの脚本を執筆。97年に連続テレビ小説『ふたりっ子』(NHK)では第15回向田邦子賞と第5回橋田賞、2011 年に『セカンドバージン』(NHK)では東京ドラマアウォード脚本賞、20年に文化庁長官表彰、21年にNHK放送文化賞を受賞、さらに同年に旭日小綬章を受章。これまでの執筆作に大河ドラマ『功名が辻』(NHK)、『家売るオンナ』『知らなくていいコト』(日本テレビ)、『長男の嫁』『大恋愛~僕を忘れる君と~』(TBS)、『アフリカの夜』『愛と青春の宝塚』(フジテレビ) 、『あのときキスしておけば』『和田家の男たち』(テレビ朝日)、『離婚しようよ』(NETFLIX/宮藤官九郎氏との共同脚本)など。24年はNHK大河ドラマ『光る君へ』、25年はテレビ朝日『しあわせな結婚』の脚本を担当し話題となった
中園ミホ
脚本家
東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店勤務、コピーライター、占い師の職業を経て、88年にテレビドラマ『ニュータウン仮分署』で脚本家としてデビュー。徹底した取材を通じてのリアルな人物描写には定評があり、特に女性の本音に迫るセリフは多くの視聴者から共感を得ている。2007年に『ハケンの品格』が放送文化基金賞と橋田賞、13年には『はつ恋』『ドクターX ~外科医・大門未知子~』で向田邦子賞と橋田賞、25年には文化庁長官特別表彰を受賞。その他の執筆作に『For You』『やまとなでしこ』連続テレビ小説『花子とアン』大河ドラマ『西郷どん』『七人の秘書』『ザ・トラベルナース』など多数。25年は、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の脚本を担当。
また、占い師としての経験を生かして、エッセイ『占いで強運をつかむ』『強運習慣100 運をつかんで幸せになる』の執筆や、公式占いサイト『解禁! 女の絶対運命』(https://nakazono-miho.marouge.jp/)の監修も手掛ける。最新刊『60歳からの開運』が好評発売中
残間里江子
プロデューサー
1950年宮城県仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。雑誌『Free』編集長、出版、映像、文化イベントなどを多数企画・開催。2005年「愛・地球博」誘致総合プロデューサー、2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録する。2009年には既存の「シニア」のイメージを払拭した新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」(https://www.club-willbe.jp)を設立。
国土交通省「社会資本整備審議会」、財務省「財政制度等審議会」、文部科学省「生涯学習審議会委員」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」など行政諸機関の委員を数多く歴任。著書に『もう一度 花咲かせよう』『閉じる幸せ』『人と会うと明日が変わる』など。BS-TBS『Together』(毎月第1週土曜日 午後11時~)ニッポン放送『おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~』(毎週土曜日 朝7時40分~8時)に現在出演中