独特の空虚さを背負わされている世代
「ロストジェネレーション」などとも呼ばれる世代です。
非正規雇用の拡大、非婚率の上昇、出生率の低下、年収の下降等々、まさに「ロスト=喪失」による、独特の空虚さを背負わされている世代といってもいいかもしれません。
団塊世代が好んで使う言葉に「自己実現」がありますが、対照的にその子世代にあたるこの世代には、自己実現をするための機会が乏しかったといえます。
もしかしたら、親世代に遠慮して、あるいは奪われた結果の、自己実現の機会の「ロスト」であったのかもしれません。
それは、この世代が産むはずだった次世代の人口の減少というかたちで、じわじわと国そのもののかたちを蝕んでもいます。
「就職」「昇進」「結婚」「子どもの誕生」というのは、それまでの日本では人生の重要な節目として、「誰もが経るもの」としての社会通念がありました。
しかしながら、ロストジェネレーションにとって、もはやそうした通念は過去の遺物、もしくは上の世代ならば享受できた「ぜいたく品」になってしまった、と分析する人もいます。
