その変化は「骨のサイン」かも

更年期を境に、多くの女性の体では大きな変化が起こります。その代表が、女性ホルモン(エストロゲン)の減少による骨代謝の変化です。

エストロゲンは、骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きを抑え、骨を守る方向に働きます。ところが閉経後はエストロゲンが急減するため、骨が「壊れやすく」「減りやすい」状態になり、骨粗鬆症のリスクが一気に上がります。これは医学的に確立した知見です。(※)

(※)Estrogen and bone metabolism H K Väänänen et al. Maturitas 1996

骨が弱くなると、背骨(椎体)がつぶれる骨粗鬆症性椎体骨折が起こりやすくなります。そして背骨がつぶれると身長が縮み、背中が丸くなり、やがて亀背に…とつながっていきます。

「最近、背が低くなった」「背中が丸くなった気がする」という変化は、単なる姿勢の問題ではなく、骨のサインかもしれません。

そして見落とされがちなのが、筋肉です。

女性は更年期以降、骨だけでなく筋肉量も落ちやすくなります。背骨を支える背筋(脊柱起立筋)や体幹の筋肉が弱ると、姿勢をまっすぐ保てず、前かがみになりやすい。つまり亀背は、「骨+筋肉」の複合問題なのです。