運動し過ぎは腎気を消耗してしまう!?

高齢期に訪れ、ほかのタイプにも影響する「新陳代謝低下タイプ」の冷えに、効果的な対処法はあるのでしょうか。

「大切なのは、腎気をケアする暮らしを心がけ、腎気の低下をなだらかにすることです。まずは疲労の蓄積など、腎気を減らす習慣をやめましょう。日々の予定を詰め込み過ぎないように。運動し過ぎにも注意です。翌日に疲れが残るようなら、負担が過度であるサイン。何ごとも“心地よい程度”に」

そもそも腎気は増やせるのでしょうか。

「腎気のピークは男女ともに30歳前後。それ以降の減少は避けられません。とはいえ、腎気はホルモンとも関係するので、成長ホルモンが分泌されることで腎気減少の下り坂をなだらかにする程度に補うことができます。体調が前年と同等ならプラスと捉えましょう。腎気ケアの方法は、適度な筋トレと質のよい睡眠。軽いスクワットなど短時間で筋肉に負荷をかける運動がおすすめですが、やり過ぎは腎気を消耗するので逆効果です。筋トレが難しい場合は、室内をこまめに動き回るだけでもOK。質のよい睡眠をとるには、遅くとも夜12時までには床に就きましょう。成長ホルモンは深い睡眠時に分泌されるので、細切れ睡眠ではなく、熟睡していることが大切です」

ほかの2タイプについても対処法はあるそう。

「『血行不良タイプ』の冷えには、足首や足指を刺激して足先の血行を促すことが先決です。また、自律神経が乱れて交感神経が優位になり、眠りたいのに頭が冴えて眠れないときなどは、肩や首をゆっくり回すストレッチをしてみましょう。下腹部の中心を意識した腹式呼吸もリラックスを誘います」

「胃腸虚弱タイプ」には、食べものと食べ方を意識すること、胃腸まわりを温めることで対策可能です。

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