男も喜んで“ぬい”と寝る時代

勿論、旦那にこんなこと言ったら、“許容”だなんてぬいさんに対して失礼だって怒られるような気がします。旦那は、ただ、ただ、普通にぬいさんを愛してくれ、親しんでくれる、ぬいさんと普通に付き合ってくれる、そういうひとだったんです。
ですが、当時の私、エッセイなんかで旦那のエピソードを書くことがあっても、旦那とぬいさんのエピソードを書くことができませんでした。


いや、これ、自粛、ね。別に私、旦那に、「俺の社会的な体面上のこととして、ぬいぐるみの話は書かないで欲しい」って言われた訳でも何でもないんですが……私が勝手に自粛したんです。
だって、旦那は。結婚した時、すでにサラリーマン。普通の会社員で、普通に男性です。となると……“旦那が喜んでぬいさんと一緒に寝ている”とか、“新婚旅行はぬいさんと一緒”とか、“辛いことがあったらぬいさんに頬ずりしてぬいさんに励まして貰っている”とか……いやあ、これ、ごく当たり前のことで、むしろ微笑ましいことのような気もしますが……あの当時の“男”としては、あってはいけないエピソードのような気がして。(と、まあ、こんなことを勝手に忖度してしまう私の方こそ、無意識に男女差別をしていたんだろうか。そんな気もするな。でも……思い返してもあの頃、こんなエピソードは……その……書きにくかった……っていうか、書けなかった、よ、ね。)


それが、今では。
どうも、いろいろなひとの話を聞くと、ぬいぐるみと一緒に寝ている男性って……そして、それを公言している男性って……結構、いる、みたいなんですよね。
凄いな、社会。
凄い勢いで、進んでいるんだ……。


まあ、そんな“社会”の問題はどうでもいいとして。
ここから先、私は、ぬいぐるみの話を書いてゆこうと思っております。
できることでしたなら。
この先も、どうかお付き合いいただけますように……。

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