頭痛ダイアリーをつけることが大切
緊張型頭痛は、ストレスの軽減やコリの改善で和らぎます。片頭痛は、4〜72時間で落ち着くとのこと。
「どちらも命にかかわる病気ではありませんが、頭痛は生活に支障をきたしやすい。特に寝込むほどの激しい痛みが起こる片頭痛は、QOL(生活の質)の低下に直結します」
だからこそ予防が大事です。第一歩は「いつ、どんな痛みが起きたか」を記録する頭痛ダイアリーをつけること。「昼食を抜いたら痛みが発症した」という場合は、空腹が要因の片頭痛の可能性が高いと言えます。
「緊張型頭痛と片頭痛では対処法が異なります。自分の頭痛タイプと要因を知ることで、適切な対応がとりやすくなるのです」
それぞれの頭痛に合わせた予防法と対処法は次ページから紹介します。ただし、日増しに強くなる頭痛、手足の麻痺、発熱を伴う場合は、命にかかわる病気の可能性も。
「くも膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎、目・鼻・あごの病気などによっても頭痛が起こることがあります。いつもと違うなと思ったら、脳神経外科や脳神経内科を受診しましょう」