体からのサインを見逃さないで

スマホ首を予防するには、体幹の筋肉を鍛えるエクササイズがおすすめです。体幹が安定すると背骨が安定し、立っていても座っていても正しい姿勢でいるのがラクになります。Step3では、筋力の弱い女性でも腰や首に負担をかけずに体幹を鍛えられます。お尻をギュッと締めながら持ち上げると骨盤底筋も鍛えられ、ヒップアップや尿漏れの予防にも。

寝る前に布団の上で行うと、習慣になって長続きするはず。また、成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるため、使った筋肉が修復されて筋力アップに効果があります。体幹に筋肉がつくと基礎代謝も上がり、ダイエットにもつながるので頑張って続けてみましょう。

 

【Step3】体幹を鍛えてよい姿勢をキープ

よい姿勢を続けるには、体幹を鍛えるのがいちばん。お腹回りのシェイプアップにも、骨盤底筋を鍛えて尿漏れ予防にも効果があるおトクなエクササイズです

1 膝を曲げて仰向けに寝る

床に仰向けに寝ます。お尻の横に両手を置き、手のひらは下向きに。膝は約90度に曲げます

 

2 お尻を締めながら腰を持ち上げる

おへそを天井に近づけるイメージで、腰を持ち上げます。この時お尻をギュッと締めるとさらに効果的。呼吸に合わせてリズミカルに30回続けましょう

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寝るときの枕は、頸椎の自然なカーブに合ったものを選ぶこと。スマホ首の人が高すぎる枕を使うと、さらに首が前に出るので要注意。一方、低すぎると、寝返りが打ちにくいため筋肉の緊張が解けません。枕は、横向きで寝たときに背骨がまっすぐな状態になる高さがベスト。柔らかすぎる枕は寝返りが上手に打てないので、ある程度の反発が必要です。

また、暑い季節でもシャワーだけで済まさず、お風呂では首までしっかり浸かりましょう。蒸しタオルや市販の温めグッズで、首回りの血行を促すのもおすすめです。

 

日々の生活の中で実践! 首をラクにする簡単習慣

●高すぎない枕で左側を下にして寝る

横向きで寝たときに背骨がまっすぐになる高さの枕がベスト。心臓のある左側を下にして寝ると血流がよくなり睡眠の質が上がります

 

●お風呂につかって首をしっかり温める

シャワーや半身浴で済ませず、首までしっかりお風呂につかること。首回りの血流がよくなると、肩や首の疲れがとれやすくなります


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