「しがみつくのははしたない」と思う

人は不安になると、つい何かにしがみつこうとしてしまいます。しかしまず大切なのは、「しがみつくという行為そのものが、実はとても“はしたない”ことなのだ」と理解することです。

しがみつきの典型例として、私はよく子どもを挙げます。親が自分の不安や寂しさを埋めるために子どもに依存して生きる――これはもっともはしたない在り方の一つです。たとえば、「老後が心配だから子どもを持ったほうがいいのでは」などと思うのであれば、それは「自分を世話してくれる存在を産んでおこう」という発想と同じで、非常に危うい考え方です。

もちろん、この記事を読む多くの方は、そのような意図で子どもを持ったわけではないでしょう。だからこそ、子どもが巣立った後はしがみつかずに、「子どもは子どもの人生を歩めばいい」と静かに見守る姿勢が大切なのです。

※本稿は、『家運隆昌-幸運を招き入れる暮らし方』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
江原啓之の悩み相談「友人同士の仲がこじれ、それぞれから悪口を聞かされて対応に困る。どうしたら?」<私には聞かせないで>はNG。なぜなら…
江原啓之×鈴木秀子 自分を肯定することは思った以上に難しい。自分を責める癖がある人は…
江原啓之「週刊誌バッシングで動揺したけれど今となっては…」鈴木秀子「心の整理整頓ができるのは自分だけ」自分を尊重することとは…

家運隆昌-幸運を招き入れる暮らし方』(著:江原啓之/中央公論新社)

幸せはまず、あなたが変わることから。

不安な時代において幸せとは何か? という総論から、食事、睡眠、住まいの整え方、お金の使い方など、運命を動かすための具体的テクニックまでを網羅した1冊。