ひとり暮らしは気楽ですが、時には不安や孤独を感じることもあるでしょう。しかし、ひとり暮らし歴40年以上のエッセイスト・岸本葉子さんは、「心の強さとやわらかさを身につければ毎日ごきげんな私になれます」と前向きに語り、自らの体験に基づいた「たのしいひとり暮らしのコツ」を提案しています。今回は、そんな岸本さんの著書『ひとり時間のつくり方』から抜粋し、ご紹介します。
収納グッズで一気にコンパクト
家の中のモノを処分しているのに、出し入れがなんだかストレス。使いたいとき見つからないとか。「あそこにある」とわかっているけれど取り出しにくいとか。しまいにくいのでつい後回しにし、出しっ放しになりがちとか。
そういう状況があるなら、収納の方法そのものを見直すのがよさそうです。大がかりな見直しでなく、ちょっとした工夫でも、しないよりは相当スッキリします。
わたしには皿の出し入れがややストレスでした。皿を4枚重ねてあると、下のほうのものが取り出しにくい。ディッシュラックという収納補助用品を入れることにしました。スチールふうのものが「コ」の字になっていて、棚の1段を上下2段に分けて使えます。4枚重ねていたのが、2枚ずつになっただけでも、出し入れがとてもしやすくなりました。下のほうから無理やり出そうとし、ぶつけたり傾いて落としたりといった、小さな事故も防げます。
下がディッシュラックで、上はフックが六つついており、カップの持ち手を掛けて収納できるものもあります。わが家には、きょうだいが集まるときのため、カップとソーサーの6客のセットをとってありますが、それをしまうのにとても便利。
以前は、買ったとき入っていた紙箱に、一回一回入れていました。お皿を薄い紙に包んで重ねて、カップは向きを組み合わせて、四角い箱にうまく収まるように。結構面倒だったのが、フックつきのディッシュラックだと、とても楽。箱がいかにかさばっていたかもわかり、こんなにコンパクトにまとまるのだと感動しました。