ひとつ前の朝ドラ『あんぱん』は、やなせたかしさんと妻の暢(のぶ)さんがモデル。僕は名前が「高」なので、時々テレビの中から「たかしーっ!」と言われると、ちょっと緊張したりして(笑)。僕を「たかし」と呼び捨てにするのは、今やヨロヨロになっている8歳上の兄くらいです。
朝食が終わると、気力がある時は、10時くらいから近所に買い物や所用をすませに出かけます。昔は洒落こんで着物を着たりもしたけれど、今は部屋着のまま、背中にリュック。両手が空いていたほうが、転倒の危険を避けられますから。
昔は「リュックはちょっと見栄えが悪いなぁ」と思っていたけれど、女性がきれいに背負っているのを見て、なるほど、工夫次第かな、と。そんなわけでリュックを背負って杖をついて、とことこ。
面白いことにその時間帯は、向こうからも杖をついている人が歩いてくる。すれ違いざまに、ちらっと意識したり、向こうも同じことを思っているんだろうな、などと想像してみたり。
銀行に行く時は、途中に3本くらい、目当ての柱がありましてね。「よし、まずあの柱まで行こう」と目標を決め、ひと休みしてから次の柱。そんな感じで、町を歩いています。