褒めた側は忘れても、相手は意外と覚えている

「褒め」をテーマにした、おすすめの漫画があります。

室木おすしさんの『たまに取り出せる褒め』という作品で、さまざまな「褒められ体験談」が紹介されています。

この作品の特徴は、些細なことだけど忘れられない、思い出すだけでちょっと前向きになれるような「褒め」にフォーカスしている点です。

たくさんのエピソードの中で、わたしが特に記憶に残っているのが、ミジンコを褒められたという話です。小学校の理科のクラスで顕微鏡を使ってミジンコの観察をしていたとき、先生が「**さんのミジンコが運動しています」と他の生徒に伝えて、クラス中が盛り上がって優越感を覚えたそうです。

(写真提供:Photo AC)

何年も前の、しかも自分自身ではなく、観察していたミジンコを褒められただけなのに、いい思い出として残り続けている。褒めることの影響力に驚かされます。まさに、褒めが人の心に長く刻まれる力を物語っています。