相手の人生を変える力がある
ミジンコの例は少し特殊ですが、「褒め」の本質を示しています。
人は褒められたことを意外と覚えている。
わたしもたくさんの褒めが記憶に残っています。
「幼少期に即興で物語を作って家族が喜んだこと」「苦手意識のあった絵を先生が肯定してくれたこと」「学生時代に撮った短編映画を教授が気に入って映画祭に推薦してくれたこと」「はじめて書いた本を、自分にとって師匠といえる人が絶賛してくれたこと」……。
どれも今の自分の原動力になっていますが、これらの「褒め」をくれた人は、そのことを覚えていないでしょう。
褒めた側は忘れても、相手の心にずっと残る。それが「褒め」の持つ継続的な影響力なのです。
活躍しているスポーツ選手やアーティストの中にも、「子どもの頃に褒められた一言がきっかけでその道に進んだ」と語る人は少なくありません。特に幼児期の褒めには、その人の人生を左右する力があります。