仕事にも復帰した。自宅作業がメインの仕事だが、退院後に初めて仕事を依頼された際は、切り離されていた社会生活に戻れた気がして、「はいよろこんで!」と〈こっちのけんと〉みたいな返事をしてしまった。

骨折する前は「仕事なんかせずに、日がな一日スマホとサブスクの動画を眺めてボーッとしていたい」と思っていたが、実際にそうなってみたら全然楽しくなかったので、人間、忙しいくらいがちょうどいいのだとしみじみ思う。

現在も週2回、自宅から徒歩5分の整形外科でリハビリを受けていて、ゆっくりであれば松葉杖なしで歩けるところまで回復した。とはいえ傷の治療は続くし、脚のむくみとしびれも残っている。

着替える、靴下をはくといった何でもない動作に時間がかかって疲れるし、長時間同じ姿勢でいると脚が固まってロボットのような動きになるのもつらい。それでも、「立つことさえままならなかった頃を思えば大進歩だ!」と自分を励ましている。

今回の骨折で、老後を前に大きなハンデを背負ってしまったが、改めて健康の大切さと夫婦の絆を再確認する良い機会になった。今後もリハビリを続けて、少しでも以前の状態に近づけるよう頑張るつもりだ。