(3)○△体操

両手を前に出して、片方の手で大きな○を描くと同時に、もう片方の手では大きく△を描くという単純な体操。ピアノやドラムなどを演奏していた経験のある人には簡単な動作でも、慣れない人が両手で違う動きをするのは至難の業。しかし、難しいだけに効果も大きく、1日5分ほどでも毎日続けると、脳の衰えを防ぐことができます。

(4)耳たぶマッサージ

耳には、足の裏や手と同じように、全身のツボが集中しています。とくに、自律神経や新陳代謝に関係するツボを刺激すると、脳の活性化を促す効果があります。

まず手のひらで耳全体を優しくこすります。耳の裏全体を上から下へ、下から上へとそれぞれ10秒ほどかけてこすります。力の入れ具合は、強すぎないように、優しいタッチを心がけてください。

次に、3分ほどかけて耳たぶを柔らかくもみます。気持ちのいい程度の強さでもんでいると、耳たぶが少し熱くなってきます。

最後に、耳を人差し指と中指ではさんでゆっくりマッサージすれば終わり。

このマッサージは1日に1~2回程度やれば十分ですが、とくに寝る前がおすすめです。シニアになると睡眠障害の影響で認知機能の低下を加速させることがあります。寝る前の耳たぶマッサージは自律神経を整えるため、眠りに入りやすくなり、質のいい睡眠に役立つというわけです。

(写真:stock.adobe.com)
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