4. でも、何処に行けばいいの?
専門家に繋げることが先決と捉えて、「思春期だから」「気のせい」「よくあること」というフレーズは封印しましょう。
もしも精神疾患が原因だったときに、「未治療の時間がいかに短くできるか(未治療期間の短縮)」が今後を決めます。治療しない時期が長いと、薬が効きづらい現実があるからです。
今は早く治療を始めることで、きちんと改善されていくケースが多いのです。
「もしも」ではありますが、その「もしも」が本当で精神疾患であれば、放っておくほどに症状がひどくなる……そこで、「診察に繋がりやすいところ」へ行きましょう。
「精神科の薬が怖い」、「まさかうちの子が精神科にかかるなんて……」そういう方は多いのですが、「もしも」を考えての診断。
知識として「可能性がある」と知っておくこと。その意識さえあれば、例えばまずは昔から通っている小児科や内科を頼っても構いません。
身近なところから相談して、どうしていくべきか、一緒に考えていくことが大切です。
「知識」は「偏見」を乗り越えていけるきっかけにもなります。
生活が上手くいっていないきっかけが何なのか?紐解くためにコミュニケーションをとれるのであれば、それに越したことはありません。でも、原因が分からずに行き詰まりを感じたり、自分のせいで何か起きるのではないかという焦りや不安をもったり……。かえって親のほうがやられてしまうケースもあります。
だからこそ、早いうちから「もしかして」を人に相談することに慣れておきたいのです。そのための「場所」を探すことが、次に大事なことです。
何処に行こうか、相談しやすい場所を探してみましょう。保健所や、各自治体にある「精神保健福祉センター」、心療内科のクリニック、かかりつけ医、訪問看護ステーションでも……その先もあるので、いきなり正解を探さないで大丈夫。子ども自身が話しやすいのであれば、学校の先生や保健室の先生に相談する流れだってあります。
誰かとのパスをつないでおく……。自分たちだけで判断しないことは、思春期という多感な時期だからこそのポイントになります。

