資産運用の最終目的
取り崩しは資産運用の失敗を意味するものではありません。
それは、使うために準備してきた資産を、計画通りに使い始めることに他なりません。
現役期には「増やすフェーズ」があり、老後には「使うフェーズ」があります。さらに、次世代や社会へ資産を移転する「循環のフェーズ」もあります。
それぞれの段階で、増やした資産を適切に使うことで、人生と社会の質を高める。それこそが、資産運用の最終目的なのです。
※本稿は、『オルカン思考: 世界経済を味方につける「長期投資」の教科書』(Gakken)の一部を再編集したものです。
オルカンの生みの親が自身の投資理論を初公開!
30年以上、資産運用の現場に身を置く著者が導き出した最終結論とは?
出典=『オルカン思考: 世界経済を味方につける「長期投資」の教科書』(著:代田秀雄/Gakken)
代田秀雄
三菱UFJアセットマネジメント前常務、シロタ・ウェルス・アンド・ウェルビーイング・アドバイザーズ代表
1985年に三菱信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)に入社。支店にて個人財務相談や法人融資などを担当した後、年金資金や投資信託の運用業務に約30年にわたり携わる。三菱UFJ投信で商品企画部長などを歴任し、2019年より三菱UFJ国際投信常務取締役として商品・マーケティング部門等を所管。インデックス投資を通じて、資産形成やNISAの普及に貢献した。2025年4月、三菱UFJアセットマネジメント常務取締役を退任し、特別業務顧問に就任するとともに、シロタ・ウェルス・アンド・ウェルビーイング・アドバイザーズを設立。中央大学法学部兼任講師(国際金融論)。人気投資信託シリーズ「eMAXIS Slim」、なかでも「オルカン」の生みの親として、メディアでたびたび取り上げられている。本書が一般書としては初の書籍となる。