治療にも取り入れられている
ご近所づきあいにしても同じではないでしょうか。
「またご旅行ですか。優雅ですねえ」と、羨ましがられているのか、嫌味なのか、わからないことを言われることがあるかもしれません。
しかし、いちいちカチンとくることはありません。心の中では「よけいなお世話だ」と思っても、「いつも気にかけてくださってありがとうございます」と逆の言い方にするのです。
「思ってもいないことを口に出すと、余計ストレスになるのではないか」と思うかもしれませんが、言葉にはそんな心配を吹き飛ばす力があり、だからこそ「言霊」と呼ばれるのです。
心理学的にいえば「言葉による自己暗示」で、あるドクターは、この「反対語を口にする」という方法を治療に取り入れて大きな成果をあげています。この方法を発展させたのが、「やりたくない」「嫌いだ」と思っていることをあえてやってみること。
たとえば、「掃除は女性がやるもの」「食器の後片づけなんか大嫌い」とふだんから思っていたら、あえてその掃除や後片づけにチャレンジしてみます。
もちろん、「嫌だ、嫌だ」「苦痛だ」という気持ちは捨てて、「なかなか楽しいものだ」「けっこう面白い」と考えながら、あるいは一人言をつぶやきながらでもいいでしょう。そうすると、やりたくないと思っていたことが意外に面白かったり、ストレス解消になったりすることもあります。
