高齢者だけの場所に長老はいない
全員が高齢者ですと、互いに知恵はあるのかもしれませんが、伝えるべき相手もいないということですから、長老になりづらい。たとえば100歳の人が、85歳の人に向かって長老の雰囲気を出しても、もうどっちもどっちという感じがします。
ところが、おじいさんが5歳や10歳の孫やひ孫に書道や竹トンボ作りなどを教えると、長老的な感じが出てきます。
長老になるためには、居場所が必要だということです。
ポイント 高齢者だけの場所に長老はいない
※本稿は、『長老力 老害と呼ばれない人になる!』(山と溪谷社)の一部を再編集したものです。
『長老力 老害と呼ばれない人になる!』(著:齋藤孝/山と溪谷社)
「長老力」とは、年齢を重ねたことで得た知恵や経験、洞察力を生かして周囲に貢献する力。
「長老力」と「老害」の決定的な違いは「謙虚さ」と「他者への配慮」である。
長老力を発揮し、老害とならないための方法を古今東西の具体例をまじえながら、わかりやすく解説。





