ドラマ『愛の、がっこう。』でホストにのめり込む女子高校生を演じ、注目を集めた俳優の早坂美海(みう)さん。放送中の連続テレビ小説『風、薫る』(総合、毎週月曜~土曜午前8時ほか)では一ノ瀬りん(見上愛)の妹・安を演じている。田中ひかるさんの『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中央公論新社刊)を原案に、看護師という職業の確立に貢献した大関和と鈴木雅をモチーフにしたバディドラマ。看護を学ぶりんに代わって、りんの娘・環を育ててきた安。6月19日放送の第60回では槇村宗一(上杉柊平)と結婚。自立を目指すりんとは対照的に「奥さま」の道を選んだ安の今後は――。連続テレビ小説初出演となる早坂さんに役に込めた思いを聞いた。(取材・文:婦人公論.jp編集部)
安役「信じられなかった」
『風、薫る』の主人公のオーディションを二次審査で落ちていたので、安役のお話をいただいた時には驚きました。しかも、主人公の妹という大きな役。自分が出演できるということが信じられなかったです。
放送が始まってからは、地元を歩いていると「今日のシーンよかったよ」と感想を言ってもらうこともありますし、別の撮影現場で共演者の方から声をかけていただくことも多いです。いろいろな人に届いている作品だと実感します。
<安はりんの2歳下の妹。家族のことを冷静によく見ている賢い女性で、りんを追って母の美津と共に那須から上京。看護婦養成所の寮に住むりんに代わって、環の世話をしながら暮らしていた。りんとは違い、「女の幸せは結婚にある」と信じている>
(『風、薫る』/(c)NHK)
安は、すごく素直で優しい心を持っています。撮影当初の安は10代半ばくらいの設定で、私の実年齢より幼かったので、元気で明るい女の子を意識しました。セリフがない時でも、いろいろな人の発言に興味を持っていることがわかるように表情豊かにお芝居をしたんです。上京して環の面倒を見るようになってからは、守る存在ができて「お姉さん」になった部分を意識しました。
環の幼いころを演じた宮島るかちゃんは、まだ小さいので、みんなでかわいがっていました。るかちゃんは見上さんのことは「かか」って呼んでいたんですよ。次に環を演じた英茉ちゃん(7)とは一緒にゲームをしたり、シール交換したりしています。お母さんの気持ちを疑似体験しているような感じでした。