(イラスト:山崎のぶこ)

 

とはいえ、他人の愚痴を聞かされるのは、確かにしんどいこと。しかも遠方にお住まいで、「すぐに助けに行けない」という罪悪感もあるとすれば、電話が鳴るだけで気持ちが重くなるのは自然です。

さらに、昔からの記憶があれば、「恩返ししたい」という思いも重なるでしょう。でもそれは、自分を壊してまで背負うことではありません。

本来、叔母さんが頼るべき相手は「一人の姪」ではなく、ご存じのように、地域包括支援センターやケアマネジャーら「介護を支えるチーム」。相談者さんとしては、「介護の専門職の人たちに、もっと頼っていいのよ」と、状況改善の道を繰り返し示してあげることが大切です。

電話口では楽に構えましょう。ときどきは相談者さんの方から叔母さんに電話して、「本当につらいよね」「叔母さんも倒れないでね」といった気持ちをお伝えするだけでも、十分に温かい関わり方だと思います。