「いいんだよ。そのままでいいんだよ。ありのままでいいんだよ」――。
これはよく考えると、恐ろしい言葉です。もちろん状況によっては、この言葉を必要としている方もいるでしょう。
ただ本当に辛い時、息をすることさえままならぬほど苦しい時であれば、「私はこのままでいい。ありのままでいい」という言葉が救いになると思います。なぜなら何よりもまず〈生きている〉ことが大切であり、大前提だからです。
けれど自分がさらに上を目指し磨きをかけたいと願うなら、そのままでいいはずがありません。状況が悪いのなら改善の必要がありますし、人類はそうやって少しずつ進歩して来たはずなのです。
ですので、そうした時以外は、悔しさや怒りを、決して恨みの燃料にするのではなく、さらに自分を上に押し上げてくれるありがたい燃料だと考えましょう。
花を差した花瓶の中で何日もとどまった水は、やがて腐ります。どんなにきれいだったものも、動かずに留まれば腐敗して行きます。
万物も自分の負の感情も、いつまでもそこに留めておかず、動かし、振動させて変化させ続けることが大切だと思います。
