人生に行き詰まり、究極の選択をせざるを得ない状況にある方は、ほとんどが帰りの交通費も持たず、食を摂る気持ちの余裕すら無いほど追い詰められているわけですから、何よりもまずお腹が満たされなければ、その後の気力など出るはずがありません。
そこで茂さんが差し出される温かいおろし餅で、お腹がいっぱいになることで頑かたくなに閉ざされていた心が、少しずつ開かれていくのでしょう。
人間を含め動物はすべて、まずは「食べる」ことが「生きる」こと。食べられる喜び。食べ物があることへの感謝。そして食べ物からのエネルギーを得て、私たちは日々生きていけます。
また、「休む」ことも同じくらい大切でしょう。すべての生き物は「眠り」を必要としています。「動物はなぜ眠るのか?」ということは実は分かっていないようなのですが、とにかく疲れたら「眠る」、「休む」。その大切さは、ここであらためて言葉にしなくても、みなさんご存知のことと思います。
そして私が大事だと思うことは、充分に食べ、眠った上で、「また動き出そう」ということです。もちろん病気ではないことが大前提で。逆に、寝てばかりいるとからだに不調をきたす場合もあるようで、〈動く〉ことで自律神経が活性化され、元気になっていくという説があります。
そしてそのポイントは、動くのも「ゆっくりでいい」ということです。
※本稿は『今日がいちばん若いから 年齢を吹き飛ばす生き方』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
『今日がいちばん若いから 年齢を吹き飛ばす生き方』(エド・はるみ:著/KADOKAWA)
40代でお笑い芸人を志し大ブレイク。50代で慶應義塾大学大学院に入学し、現在は筑波大学大学院博士課程に在学中。迷いも停滞もすべてを燃料に変えて、《ありたい自分》を追い求め続ける、エド・はるみ流の行動哲学とは?





