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止まってもいい。でもまた動き出そう

人間ですから。誰だって、疲れて動けなくなる日もありますよね。

何もしたくない。布団から出たくない。このままずっと眠り続けていたい。そんな日が続く時もあるでしょう。長い人生です。そんな時期だってあって当然です。

 

そんなとき、目に入るもので最初に気持ちを重くするのが、《家事》ではないでしょうか。洗濯物の山、溜まった台所の皿の数々、ゴミ出しに行けず積まれたゴミの袋……。

それらすら出来ない自分に、さらに落ち込む気持ちや疲れが重くのしかかり、布団に逃げ込みたくなりますね。そうした日々が続くと、もっと事態は深刻になるのかもしれません。

 

福井県に東尋坊(とうじんぼう)という観光名所があります。切り立った崖からの海の景色は絶景で、多くの観光客が訪れます。ここに「命ゲートキーパーの門番」と呼ばれる茂幸雄さんという方がいらっしゃいます。

2004年からもう22年以上もの間、心とからだが疲れ果ててしまった方々に、見回りパトロールでお声掛けをして、これまで876名もの尊い命を救って来られました。

茂さんはそうした方に声を掛けると、まずはご自分が営まれている近くのお店に案内し、ここでゆっくりとその方のお話に耳を傾けます。

しかし実はその前に、そのお店で手作りの「心に響くおろしもち」を振る舞われ、温かいそのお餅で、疲れ果てたその方のお腹をいっぱいに満たしてさしあげるのです。