Q. 一度できてしまったプラークは、自然に消えることはないのでしょうか?

●安定プラーク、不安定プラークの断面の違い図を拡大

 

A. 「安定プラーク」に変えることは可能

残念ながら、できてしまったプラークが消える可能性は極めて低く、コレステロールを下げる薬を飲んでも完全にはなくなりません。ですが、小さくしたり、表面を破れにくくしたりすることはできます。

できたばかりの小さくて軟らかいプラークは、小籠包のようなもの。コレステロールなどの脂肪でできたドロドロしたお粥状の物質が詰まっていて、ちょっとした刺激で表面が破れてしまう。そのため、「不安定プラーク」と呼ばれています。

しかし、生活習慣を改善したり、適切な治療を受けたりすることで、「安定プラーク」に変化させることができるのです。

「安定」と聞くと、血管内にプラークが定着するようで危険なイメージを抱くかもしれません。ですが、「安定プラーク」は、脂質が比較的少なく、厚くて丈夫な膜に覆われた状態で表面が傷つきにくく、喩えるならば厚皮の肉まんのようなもの。破れにくいので、「不安定プラーク」に比べて血栓ができるリスクを軽減できます。

プラークをできにくくする、もしくは「安定プラーク」にするには、「NO」を分泌させて血管の内壁を保護することが重要です。また、前出の青魚に含まれる「EPA」、ブルーチーズに含まれる「LTP(ラクトトリペプチド)」を摂取することで血管内皮細胞の機能は高まります。

プラークができてしまっても、諦めることはありません。「小籠包」を「肉まん」にするため、生活習慣を改善し、血管力を高めましょう!