天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。
備中より帰還し、摂津衆と合流
大河ドラマ「豊臣兄弟!」第29回は「天下への道」。
天正10年(1582)6月2日、織田信長は宿泊していた京都の本能寺を家臣の明智光秀に急襲され、落命しました。
その頃、羽柴秀吉は備中国高松にて毛利方と対峙していましたが、信長急死の報を得ると毛利氏と和睦し、光秀討伐のため姫路方面に撤退を開始します(いわゆる中国大返し)。
姫路城に帰還した秀吉勢は同月9日に同城を出立。
11日には尼崎に到着し、翌日には池田恒興・中川清秀・高山重友ら摂津衆と合流することになります。
