病気に強い身体になれる

・成長ホルモンが分泌され、組織が修復される

そして、深い睡眠中には成長ホルモンが多く分泌され、筋肉を含む身体の組織を修復すると考えられています。睡眠をとることで、筋肉のメンテナンスができることは広く知られています。運動や生活で傷んだ筋肉は、休息をとることで回復するだけでなく、さらに強靱なものに強化されます。

『脳を休める!』(著:川島隆太/扶桑社)

・免疫系が整備される

免疫系が活発に活動できる状態に整備されるのも睡眠中です。それにより、がんを含む病気に強い身体になれます。

・自律神経が整う

自律神経、つまり交感神経と副交感神経のバランスが安定すると考えられています。それにより、心身は過度のストレス状態から解放されます。

話が横道にそれますが、こうした研究は必ずしもヒトを対象としたものではありません。同じ哺乳類ということで、ネズミを使った研究が主流です。ネズミの脳の話をそのまま我々ヒトに当てはめて大丈夫かという疑問を持った方もいらっしゃるかもしれません。私もそのとおりだと思います。

特に脳内伝達物質がどうのこうのという話は、ヒトで直接調べるには、ポジトロンCTという放射能を使う大掛かりな方法や、脊髄液を採取するような侵襲的(なんらかの変化や負担を伴う)な方法でしかできません。ですから、正直に言うと、セロトニンやドーパミンがどうのといった「科学的情報」は、私は話半分にとらえています。