脳の疲労の万能薬

芝浦工業大学らの研究グループは、学習中に集中力が低下するタイミングで、「川のせせらぎ」の音を聞かせることで、クラシック音楽やホワイトノイズを聞かせたときと比較して、より集中力が回復することを、脳波計測によって明らかにしました。学習によって生じた脳の疲労を直接回復する効果が認められたと考えられます。

自然の音は、脳にリラックスをもたらすだけではなく、作業中の脳活動を高めるといった相反する効果もある、脳の疲労の万能薬である可能性が示されました。

自然は、私たちに安らぎを与えるだけではありません。疲れた脳を回復させ、集中力や創造性を引き出してくれる存在でもあるのです。

※本稿は、『脳を休める!』(扶桑社)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
「ちょっとしたことでイライラ、集中力も低下…」それは「悪い脳疲労」かも。脳トレの第一人者・川島隆太が教える「良い疲労」との違い
「記憶の整理」「老廃物の排出」…睡眠中、脳では何が起きている?「しっかり眠ることが脳を成長させる」川島隆太が解説
<脳トレ第一人者が伝授>今日から始める「デジタル・デトックス」3ステップ。大人のスマホ断ちで、まずやめたい習慣は…

脳を休める!』(著:川島隆太/扶桑社)

脳の疲労は自分では気づきにくいもの。

放置すると、気分の落ち込みや集中力の低下、睡眠の質の悪化、さらには心身の不調へとつながっていきます。

本書では、脳トレの第一人者である川島隆太氏が、脳疲労の正体とクタクタな脳を回復させる科学的な習慣を紹介します。