『婦人公論』2026年9月号の表紙は、俳優の鈴木保奈美さん。丙午産まれだという保奈美さん。8月に還暦を迎え、年齢を重ねてよかったと思うことは――。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。(撮影:浅井佳代子 構成:平林理恵)
年齢のなせる業
60年に一度の丙午の年が巡ってまいりまして、私もこの8月、ついに還暦を迎えます。丙午生まれということ自体は、スペシャル感があるので実はちょっとお気に入り。
それにしても、まだまだ先だと思っていたのに、「本当に来たのね! いつの間に?」という感じです。
年齢を重ねてよかったと思うのは、開き直れるようになったことでしょうか。もともと私は生真面目な性格。取材を受ける時も、「せっかく私の話を聞きに来てくださっているのだから、面白いことの一つでも言ってウケなくては」「でも、変なことを言う人だと思われてもいけない」と、自分にブレーキをかけてしまっていたのです。
ところがいつからか、「変な人だと思われても、別にいいんじゃない?」と思えるようになっていた。これは年齢を重ねたからこそなせる業ではないでしょうか。
