修行僧の精神から学ぶこと
仏教には、「断行」「捨行」「離行」の三つの行があるそうです。
ひところ話題となった「断捨離」は、この「行」をベースにしていると聞いたことがあります。
たしかに、各地を行脚する修行僧は、ほとんど身ひとつの状態。持ち物といえば背負った小さな荷物だけで、その中には食事のための椀や箸など、生きていくために最低限必要な物を入れています。夏の日照りも、雨や風も、頭にかぶった笠ひとつでしのいでいたのです。
もちろん、私たちは修行僧ではないので、雨が降れば傘をさし、寒ければ厚手のコートを着ます。昨今の夏の猛暑は冷房がなければ命にかかわるケースもあるので、利用しないわけにはいきません。
しかし、修行僧の精神から学ぶことも少なくないでしょう。それは、生きていくうえで本当に必要な物は何かを考えてみるということ。欲しい物と必要な物とは、必ずしも一致しないのではありませんか。
