ライフオーガナイザーが必要とされる根底

ライフオーガナイザーが必要とされる根底には、「物が散らかり放題の生活は自分の内面が混乱しているから」という考え方がありますが、精神科医の私としては、この考え方に同感です。

というのも、心を病んでいる、あるいは病んでいるのではないかと不安を持って精神科を訪れる人には、洋服の組み合わせがチグハグだったり、必要以上にたくさんの物を持ってきたりする傾向が見られます。それは、時・場所・場合に合わせて必要な物を選び出せなくなっているからです。そうした人の家が散らかり放題になっているのは想像に難くありません。

ライフオーガナイザーのサポートは、「それが今、本当に必要か」「この先、役に立つのか」といったことを、捨てるか捨てないかの判断の基準にしているのでしょう。

※本稿は、『老後は「いいかげん」がちょうどいい』(リベラル社)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
やましたひでこが断捨離を始めたきっかけは<事故物件>。7年放置された築80年以上の古民家が「こまつ町家」として再生するまで
「65歳」は老人なのか?人生を楽しめる時間は意外なほど短い。残された「健康寿命」は男性で8年、女性でも10年
やましたひでこ シニアにこそ断捨離が必要不可欠なワケ「手入れを怠れば家も老ける。いらないモノを家から出すことで、その時に必要なモノが集まってくる」

老後は「いいかげん」がちょうどいい』(著:保坂隆/リベラル社)

これから年金で暮らしていけるか、自分が寝たきりになったら、認知症になったら、ひとり老後になったら……

でも、「もっと気楽にいきましょう」と、精神科医である著者は提案します。

すべての殻を脱ぎ捨てて、人生を自分らしく快適に過ごすヒントが満載の一冊です。