タージ・マハル
夕暮れどきに撮影した1枚。白大理石で造られた霊廟は、刻々と印象が変わる(撮影:富井義夫)
133の国と地域を旅して、625ヵ所もの世界遺産を訪れている写真家・富井義夫さん。40年以上にわたって世界中を巡ってきた富井さんによる、『婦人公論』での新連載「世界遺産を旅する」。第17回は、「タージ・マハル」をご紹介します

インド・イスラム建築の最高傑作

インド

 

目の当たりにしたときのスケール感に衝撃を覚える世界遺産があります。タージ・マハルもその一つ。巨大な建築物ながら、秩序があると一目でわかります。

高さは約58mと東京ドームを超え、尖塔や庭園、水路までが見事な左右対称に設計された霊廟で、インド・イスラム建築の最高傑作です。

16〜17世紀に北インドを中心に一大勢力を誇ったムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、皇妃ムムターズ・マハルを弔うために造りました。