腎臓を壊す四きょうだい
尿酸値が高くなっている場合も、腎臓にとっては大ごとです。尿酸はプリン体を摂取した際に分泌されますが、尿酸値が高いと痛風になります。痛風といえば美食家がかかる病気で、足の親指の付け根などが激しく痛むイメージが強いかもしれません。これは痛風結節と呼ばれるもので、足などの関節内で尿酸が結晶化し、炎症化することで起こりますが、同じように腎臓にも尿酸の結晶ができてしまうのです。これは痛風腎と呼ばれ、炎症も起こして腎機能を大きく低下させてしまいます。
もうひとつ、LDLコレステロールも要警戒な存在です。悪玉コレステロールとも呼ばれるLDLコレステロールは、過剰になると血管に沈着し、悪影響を及ぼします。腎臓内でも糸球体などの血管に沈着し、動脈硬化を進めてしまうのです。
もし、健康診断でこれらの数値が正常値の範囲から逸脱していたら要注意です。改善しないままだと、そのうち腎臓にも異常が生じます。もちろん、これらは腎臓以外にとっても厄介者です。
高血圧や高血糖は生活習慣病を招く大きな要因ですし、尿酸やコレステロールの異常は、腎臓より先に心臓に障害を与えます。全身の健康のためにも、腎臓を壊す四きょうだいを暴れさせないよう気をつけましょう。
※本稿は、『長生きは腎臓が10割: 腎機能を高めて健康寿命を延ばす最高の習慣』(Gakken)の一部を再編集したものです。
『長生きは腎臓が10割: 腎機能を高めて健康寿命を延ばす最高の習慣』(著:上月正博/Gakken)
いまや新国民病と言っても過言ではない慢性腎臓病から腎臓を守るには、日頃から腎臓をいたわる生活を続けることが何よりも大切。
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