翼和希さん
2023年のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で、趣里さん演じるヒロイン・花田鈴子が所属した劇団のトップスターを演じ、注目を集めた翼和希さん。翌2024年9月には所属するOSK日本歌劇団(以下、OSK※)のトップスターに就任しました。創立104周年を迎える劇団への思いや、8月27日から上演中の主演舞台『幸村を討て』について聞きました(取材・文:婦人公論.jp編集部、撮影:本社 奥西義和)

トップスターは「お役目」

<『ブギウギ』は『東京ブギウギ』で知られる歌手・笠置シヅ子さんがモデル。笠置さんはOSKの前身・松竹楽劇部の出身で、『ブギウギ』には松竹楽劇部をモデルとする劇団も登場した>

『ブギウギ』に出演させていただき、役を通して劇団の歴史を追体験できたことは私にとって貴重な経験でした。朝ドラをご覧になった方からは「地元でもOSKの公演を見たい」というお声もたくさんいただいて。その後はいろいろな地方で公演をさせていただきました。

『ブギウギ』の放送が終わって半年ほどで劇団のトップスターに就任しましたが、これは地位ではなく「お役目」なんだなと実感しています。

OSKは同じ歌劇でも、宝塚歌劇団さんのように組が分かれているわけではなく、劇団にトップスターは一人しかいません。その重責を一人で背負うお役目だからこそ、人一倍努力するのは当たり前。そういう意味では、以前より自分に厳しくなれた気がします。

※OSK=以前の劇団名でもあった「大阪松竹歌劇団」の略称から