「日本モンブラン協会」の大坪直哉さんのもう一つのライフワーク「筋肉」と体づくり
33歳まで舞台俳優を生業とし、デジタル業界に転身。一方でモンブランが好き過ぎて、「日本モンブラン協会」を立ち上げてしまった大坪直哉さん。甘いものをこよなく愛しながら、国際公認ヘルスコーチとして自身も体を鍛え、筋肉とも向き合っています。大坪さんが探求しているモンブランの奥深さについて綴ります。第9回はボディメイクとHYROXのお話です

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もう一つのライフワーク「筋肉」と体づくりの話

さて。この連載のタイトルが「筋肉イケオジのモンブラン日記」となっているのにもかかわらず、ここまで筋肉の話が全く出てこないじゃないか!と憤りを感じている読者の方も数多くいらっしゃるかもしれません。(いてくれたら嬉しいです!笑)

今日はそんな読者の皆様のご期待に応えて(?)、僕のもう一つのライフワークである「筋肉」と体づくりの話をしようと思います。モンブランの栗のペーストを絞り出すように、自分自身を極限まで絞り込んでいく作業。実はこの世界、スイーツ作りとも通ずる奥深さがあるんです。

栗の表面のような美しい照り!大坪さんの鍛え上げた肉体

僕が体づくりを始めたきっかけは、実に現実的なものでした。最近は「フローズンショルダー」とも呼ばれますが、要は五十肩です。それもちょうど50歳の時。サーフィンの後に肩に違和感を覚え、そこからどんどん悪化し、わずかに動かすだけでも涙が出るほどの激痛に襲われました。この痛み、同じ経験をされた方なら共感していただけるのではないでしょうか。

病院で「五十肩ですね」と診断され、そのリハビリとしてパーソナルトレーニングを受け始めたのが全ての始まりでした。昔から筋トレは多少嗜んでいたので筋肉はつきやすく、リハビリが進むにつれ、肩だけでなく全身の筋肉がみるみる成長していったのです。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」とはよく言ったもので、肩の痛みが引いてくると、「男子たるもの、人生で一度はバキバキになってみたい」という心の奥底にしまっていた漠然とした願望が徐々に具体性を持って頭をもたげてきました。僕は浅はかにも「僕も大会とか出れますかね?」とトレーナーに尋ねてしまったのです。当然トレーナーはニコニコと「出れますとも!」と二つ返事。そこから週1回だったトレーニングは週5回へ。昔からハマるととことんまで突き詰めてしまう性分なのです。

ただ、ここには一つの「隠れたアジェンダ」がありました。僕は2021年に「統合栄養学ヘルスコーチ」の資格を取得していました。コロナ禍という、死が身近に感じられた「メメント・モリ」な年。多くの人が「自分は本当は何をしたいのか」を自問自答する中で、僕を突き動かしたのが、心身を病んだ友人を助けたいという切実な思いと、「日本モンブラン協会」を立ち上げたいという2つの夢でした。そんな大変な時にモンブラン協会を立ち上げたいと思ったんかい!というツッコミは喜んで承ります(笑)。はい、そうなんです。この年に特許庁に申請して、「日本モンブラン協会」の商標を取ったのです。