トラブルケース2

正論だが、長時間の叱責がつらい

月に数回、5分の遅刻をしてしまいました。係長に呼び出され、精神論から始まり、延々と諭されること2時間。悪いのは私で、叱責は確かに正論ですが、とてもつらい時間でした。長時間の叱責は過去にもありました。なんとかなりませんか?

『職場のトラブル即解決!あなたを守る労働法』(著:佐々木亮/徳間書店)

解決策 係長より上位の人に事情を説明し、改善してもらう

ちょっとした注意ですむ過失を、たとえ正論であっても、不必要なほど長時間をかけ叱責するのはパワハラになる可能性があります。

たとえば、大きな過失を犯した部下に、過失の原因、過失を犯すまでのプロセスを聞き、叱責や注意喚起、アドバイスをして2時間なら、その過失に相当する時間と判断でき、パワハラにはあたらないといえます。

過失の重大さとそれに対する叱責に相当性があるかでパワハラか、そうでないかが分かれるところです。ですから、一概に長時間の叱責はパワハラとはいえません。

とはいえ、5分の遅刻に対して2時間の叱責は不必要と思われます。

このようなケースでは係長より上の職位である課長か、部長に事情を説明して、自分にとって苦痛だったことを訴え、対策を依頼しましょう。

部下からの相談を受けた課長、あるいは部長はパワハラとも受け取れる叱責を改善するよう指導するべき立場にいるからです。

長文のメールによる叱責もパワハラにあたることがあります。それも、毎日のように長文の叱責メールを送り付けていればパワハラです。