体重の維持ではなく、筋肉の維持
森下 私が総合プロデューサーを務めた、2025年大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」では、来場者の脳年齢や髪年齢、心血管などの7つの項目を、センサーやカメラを使って測定しました。日本抗加齢医学会でもこのデータの提供を受け、その解析を進めています。
そこで見えてきた一つの傾向が、加齢とともに体重は減っても、脂肪は減らないということです。体重は50代くらいをピークに増えていき、その後60代ぐらいから徐々に減っていく傾向があります。
ところが、脂肪は年齢とともに増えていく、もしくは全く減らない。つまり、70代になって体重が50代と同じだったとしても、筋肉が減って脂肪が増えている。するとフレイル(心身の活力が低下した状態)につながりやすくなる。だから、単純に体重を維持するのではなく、筋肉量を維持することが大切です。