25年10月、アメリカのトランプ大統領主導の停戦に向けた協議が始まった。停戦と聞くとすべてが解決したように感じるが、イスラエルの攻撃は続き、停戦から約1年、犠牲になったパレスチナ人は1000人を超えた。サバラさんは言う。

「戦争は終わってはいないのです。かつて誇り高かったパレスチナ人が、今や一口の水、一片のパン、身を守る一枚の布切れを求めて懸命にもがいているのです。

イスラエル軍は命を奪い、建物を破壊しただけでなく、私たちの安全を破壊し尊厳を奪い、夢を打ち砕いたのです。これはガザの叫びです。世界が聞こうとしない、あるいは聞かないことを選択した、その叫びです」

サバラさん、サマルさんをはじめ200万人のガザの人たちは今なお厳しい夏の暑さと飢えに耐え、生きるために闘い続けている。

世界ではロシアとウクライナの戦争も続いている。イスラエルとアメリカはイランを攻撃し、中東各地でもパレスチナの火種が飛び散っている。私たちは戦禍の人々の叫びにこたえなければならない。

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