舞台『ローマの休日』に出演する加藤和樹さん。これまでに数々の舞台に出演し演劇界で確固たる地位を築く一方、音楽活動にも力を入れています。二刀流で多忙な彼のストレス発散法とは──(撮影=宅間國博 取材・文=婦人公論編集部)
歌うことがライフワーク
昔から料理が好きで、忙しいときほどストレス発散のために作るんです。新型コロナウイルスの影響で出演予定だったミュージカルが休演になり、ライブもできなくなってからは、さらに料理をする機会が増えました。
よく、大好きな「ラーメン二郎」のラーメンをスープからチャーシューまで自作するんです。できあがりは似て非なるものだけど、味は最高に美味しいですよ。とにかく凝り性なので、やり始めたら止まらない。最近はローストビーフ作りにはまっています。
もう一つ、僕にとってストレス発散法とも、ライフワークとも言えるのが、歌うこと。ミュージカルの舞台に立ったあとで、夜通し一人カラオケをするほどです。6月にはアルバム『Addicted Box』もリリースしました。
ファンのみなさんに直接会って歌を届けたい。その一心で今は全国ツアーをどうすればできるか模索しているところです。ライブこそが僕の居場所なので。いつか必ず、みんなと一緒に盛り上がれるエネルギーに満ちた時間を作るから、その時はぜひ遊びに来てください。
加藤和樹
歌手・俳優
1984年、愛知県生まれ。2005年、ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album『Rough Diamond』でCDデビュー。毎年CDリリースやライブツアーを開催するなど、音楽活動を精力的に行っている。2009年からは韓国、台湾、中国でCDデビューを果たし、上海や北京、韓国でもライブを行ない雑誌の表紙を飾るなど、海外にも活動の場を広げる。俳優としてはドラマ・映画・舞台のほか、ミュージカルや声優としても活躍中。2021年にミュージカル『ローマの休日』」ジョー・ブラッドレー役、ミュージカル『BARNUM/バーナム』フェニアス・テイラー・バーナム役で、第46回菊田一夫演劇賞・演劇賞を受賞。今年4~5月に舞台『BACKBEAT(バックビート)』」、7月からはミュージカル『ファントム』に出演予定