「芸人は、カードでリボ払いが大好きですよ(笑)。『ポイントがいっぱい付くからええねん』とか言って。」(野々村さん)

野々村 芸人は借金に抵抗がない人が多いから、危ないかもしれません。特に夫の相方小堀(裕之さん)は、借りたお金をすぐに遊びに使っちゃう。

荻原 手軽に借金ができてしまうのは、実は非常に怖いこと。今は銀行カードでも気軽にキャッシングができてしまうし、分割やリボルビングでカード払いするのも高い金利がつく「借金」なんですよね。銀行に預金を預けても年0.0何%しか金利がつかないのに、カードローンで年十数%の金利を取られるなんて、バカバカしいと思いませんか。

野々村 芸人は、カードでリボ払いが大好きですよ(笑)。「ポイントがいっぱい付くからええねん」とか言って。

荻原 でもカードは気軽にお金が出ていく。財布から1万円札を出す時とカードでは重みが違うでしょう。カードだと多少の予算オーバーには目をつむってしまいがち。

野々村 スーパーでも「100円足らへんから、このお菓子は棚に戻そう」と考えるけれど、電子マネーなら「まあいいか」でチャリーン。(笑)

荻原 収入が減って家計を引き締めなければならない今こそ、現金主義が安心だと私は思います。ほかに固定費で節約できるものとしては、携帯電話料金の見直しも効果が大きいですよ。

野々村 夫と私と中学生の娘は普通のスマホ、小学生の娘はキッズ携帯を使っています。でも格安スマホって、電波がつながりにくいんじゃないかというイメージがあって。

荻原 大手の通信会社から回線を借りている業者であれば、音声通話やメールで使うぶんにはまったく問題はないと思います。家族割引や、自宅のネット回線とのセット割引でさらにおトクになることもありますよ。

野々村 イメージだけで決めつけてはいけませんね。一度調べて、検討してみます。