先日、お仕事でお医者様にお会いしたのですが、「加藤さんの朝ご飯は理想的です」と褒めていただきました。大好きな納豆入りのお味噌汁や、フルーツゼリーを入れたヨーグルトなどの発酵食品が、腸内環境を整えてくれるとのこと。さらにゼリーのゼラチンには、コラーゲンが含まれていて、美肌や老化防止に効果があるの。

トーストにスライスした玉ねぎを挟んで食べていることもいい、とも言われました。パンの小麦粉に含まれるグルテンは分解されにくいタンパク質の一種ですが、玉ねぎと一緒に食べることでグルテンフリーの効果が期待できるのだとか。知らず知らずのうちに、体にいい食事をしていたのね。

それで調子に乗って、「先生、私、交感神経と副交感神経をコントロールするのも得意なんです」と言っちゃった(笑)。でも、あながち嘘でもないのよ。自律神経には心身の活動を活発にする交感神経とリラックスさせる副交感神経があって、両者がいいバランスで働くことによって血流が良くなる。それには深く呼吸するのがいいと。つまり、私がいつもしている「歌う」という行為は、お腹を使って呼吸をしますから、最適。

おトイレで歌うと、お通じも良くなるんです。副交感神経が優位になって腸の動きも活発化するのか、力まなくてもスルッと。一度お試しください。リラックスしなくちゃ、出る物も出ないのよ。(笑)

 

老化の段差にご用心!

50代半ばの頃、目がかすむようになったので病院へ行ったら、医師が「老眼です。加齢ですからどうしようもない」と。こちらはなんとかしてほしくて行ったのに、もう、しょんぼり。

ところが、知人で「見えるようになると思えばそうなる」と力説する人がいて、「目の周りの筋肉を鍛えればいい」と言うのです。実践してみたら、前よりよく見えるようになりました。老化や不調が「マイナス」の状態だとしたら、私はこれまでよくも悪くもない「ゼロ」にすることを目標にしてきた。でも、鍛えれば「プラス1」になるし、さらに積み上げていくことだってできるとわかり、やる気が出ました。

私は一人暮らしですから、何でも自分でやらなければいけません。でも、「自分しかいない」という危機感があるからこそ、気持ちに張りがあるのかなと思ったりして。ただし、老いはある日を境にガクンとくるもので、昨日できたことが今日はできなくなってしまう。私たちの世代は、「老化(廊下)の段差にご用心」なんです。(笑)