いつかは一人で暮らせなくなるかもしれない。でも、ただ怯えていても仕方ないから、体や病気のことは自分で調べて、あらかじめ知識を得ておく。あと、自分の内面と対話して、「私はどうしたいか」というものさしを作り、物事を判断すること。それから好奇心と責任感を大切にしています。

私はツイッターをやっていますので、間違った情報を流してはいけないという思いから、新聞記事を切り抜いて、環境問題と文化と政治に分けてスクラップするのを日課にしているの。実はそんなに深くは読んでいなくて、切り抜くのが喜びだったりするのだけれど(笑)。

でも、ニュースを見聞きしながら想像力を駆使して、報じられている人たちの気持ちになるということが大事だと思う。楽しいことだけでなく、怒りや悲しみも人が生きるうえでのエネルギーになるというのが持論です。

私なりの健康法や免疫を保つための方法についてお話ししてきましたが、すべては「歌い続けたい」という思いでやっていることです。年内にも「ほろ酔いコンサート」が控えていて、今はその準備中。コロナ禍のさなかで作った歌「この手に抱きしめたい」は、大切な人を見送った方、今苦しんでいる方に救いが訪れますようにと祈りを込めました。

自分の体が動く限りはステージに立ち続けたい。歌を通じてたくさんの人と出会い、繋がり、エネルギーのキャッチボールをする……。歌は私の原動力であるとともに、免疫力を上げてくれる一番の薬でもあるんです。