『えび団子スープ』（撮影：三村健二）
『婦人公論』（２月９日号）の料理連載「ヘルシーキッチン」では、「冬の薬膳スープ」を特集！　寒さで、血行や代謝が滞る季節。医食同源の知恵を基本にした、冬を元気に過ごすためのスープを村岡奈弥さんに教えていただきます。今回は、えび団子スープです（料理＝村岡奈弥　撮影＝三村健二　スタイリング・構成＝関澤真紀子）

えび団子スープの作り方

中医学で「生命の貯蔵庫」とも呼ばれるえびは腎の働きを助け、体を温めてくれる食材。冷えによる腰痛にもおすすめ。しょうがをたっぷり使い、温め効果をアップ

《　材料（4人分）　》

・えび団子
　　えび(むき身)…150g
　　山芋(すりおろす)…50g
　　卵白…S玉1個分
　　塩…少々
　　砂糖…少々
　　片栗粉…小さじ2
　　しょうが(みじん切り)…大さじ2

・舞茸…１/２パック
・だし…400mL
・酒…大さじ1
・塩…小さじ1/3
・針しょうが、粉山椒…各適宜

《　作り方　》

(1) えびは片栗粉（分量外）をまぶし、水が濁らなくなるまでもみ洗いをする。水をきり、背ワタをとって粗みじん切りにする。

(2) (1)をフードプロセッサーにかける。ペースト状になったら塩を加え、粘りが出て白っぽくなるまで攪拌する。

(3) (2) に砂糖、卵白、山芋、片栗粉の順に加えてそのつどよく混ぜ合わせる。全体がなじんだらしょうがを加えてさらに混ぜる。

(4) 鍋にだしを温めて酒を加える。沸騰したら(3)を２等分にして丸めて加え、5分ほど煮て火を通す。

(5) 舞茸を小房に分けて石づきを除き、(4)に加える。舞茸に火が通ったら塩で味を調える。

(6) 器にえび団子と舞茸、スープを盛り、針しょうがを添えて粉山椒を振る。

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