滋味たっぷりのポタージュにしても
またセロリやパプリカ、ピーマンなどの香りの強いものは、ほかの野菜と合わせると風味を損なってしまうことがあります。加える量を調節できるよう、それぞれ単独で冷凍するといいでしょう。
家族の多いご家庭や、おもてなしをしてハンパな部分がたくさん出るのなら、野菜室でそのまま保存しても問題ありません。みじん切りにしたあと、チャーハンや豚汁の具材として使い切ってください。
【ハンパはまとめて】 ヘタミネストローネ
にんじんのヘタ・皮、大根の皮・茎、キャベツの芯など……125g
セロリの細い茎・葉……16g
きのこの根元……37g
トマトジュース……190mL
鶏ひき肉……50g
にんにく(みじん切り)……1かけ
オリーブオイル……小さじ2
塩、こしょう、パルミジャーノチーズ(おろしたもの)……各適量
(1)ヘタなどの野菜は、すべて粗めのみじん切りにする
(2)オリーブオイルとにんにくを鍋に入れて弱火で熱し、香りを出す。鶏ひき肉を加えて炒め、白っぽくなったら(1)を加えて炒める
(3)水1カップ、トマトジュースを加え、煮立ってきたら軽く塩をしてコトコトと小さく煮立つくらいの火加減で野菜類がやわらかくなるまで約15分煮る。塩、こしょうで味を調え、器に盛ってパルミジャーノチーズを振る
ここでは、ハンパな部分をひとまとめに変身させるレシピとしてミネストローネをご紹介していますが、ポタージュにするのも簡単ですよ。1カップほどの水で、冷凍のままにんにくやローリエなどといっしょにコトコト煮て、塩こしょうで味付け。最後はミキサーにかけて、牛乳でのばしてください。皮やヘタの筋張ったかたさも解消され、滋味たっぷりのおいしい一皿になります。入れた野菜の部分や量によって、毎回異なる味を楽しめるのもいいものです。